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2010年8月25日 (水)

マンガ「クラスメイトは外国人」(明石書店)

「クラスメイトは外国人」(「外国につながる子どもたちの物語」編集委員会編・みなみななみ画、明石書店)という本を読みました。マンガに解説を加える形で、外国にルーツを持つ(「外国籍」に限らない、ということです)子どもたちの抱える問題を広く取り上げた本です。

①在日コリアン、中国帰国者、ボリビア移民、インドシナ難民、クルド人、フィリピン人など広く取り上げ、
②また、学習言語の問題、不就学児童問題、オーバーステイ家族の子ども、日本語習得支援の問題、補習教室などの就学支援体制、クラスでいじめられる子ども、外国人への偏見(災害時、「外国人犯罪」、就職差別、「通称名」)なども広く取り上げています。
この問題を考える際に、とても有益な本だと思います。

個人的な話ですが、私自身に「在日コリアン」の問題に継続的に取り組もうと思わせた一番のきっかけは、朝鮮学校の校庭でバレーボールをしている初級学校(小学校)の子どもたちの顔でした。「Jリーグ在日枠」の問題にこだわっていたのも、同じように、子どもたちが将来を自由に語れるようにしたいと思ったからです。そのような個人的な思いともつながる本ですので、ぜひお読みいただきたいと思います。

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