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2010年6月12日 (土)

「国境という線の中に固執するのでは無く、そういう見えない高い壁をぶっこわした広い世界で讃えられる選手になろう」

ワールドカップ、始まりましたね。

今日は、北朝鮮代表チョン・テセ選手のブログを紹介します。

「チョン・テセオフィシャルブログ BIG WORLD」
→ http://ameblo.jp/jongtaese9/

なかなかにおもしろいブログなので、皆様もご覧下さい。

さて、そのテセ選手のブログですが、
ワールドカップ前壮行試合ナイジェリア戦後に、こんな日記があります。
(どうしても皆様に読んでいただきたいので、引用してしまいます。テセ選手、ごめんなさい。皆様、詳しくは元ブログ(2010.6.7)をご覧下さい。)

「そして後半途中彼(※松原注:カヌーのこと)がピッチに立ち、その長身で間合いの広く柔らかく可憐なボールさばきに、神を仰ぐかのような神聖な気持ちになりました。
その後もマルティンスが出場した時、高校時代テレビで野生の動物のようにゴール後のパフォーマンスでロンダートバク転バク宙を何回転もする姿を思い出したし、プレイでも信じられないぐらい素早い足の速さで相手DFラインを切り裂く姿も思い浮かびました。それから8年経った今もこうやって英雄としてグランドに立ちしっかりゴールも決めて観客を沸かす姿を見ながらいつか俺もこういうプレイヤーにならねばという使命感も芽生えました。

ふと自分がどこの舞台で、どこに国で、何人(なにじん)の前でこういう脚光を浴びたいか考えてみたけど、国境という線の中に固執するのでは無く、そういう見えない高い壁をぶっこわした広い世界で讃えられる選手になろうと昨日新たな目標と夢が明確化しました。 」

このブログでテセ選手のJ初ゴールのことを書いたのは、ほんの4年前でした(http://lawyer-m.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/f_e368.html)その後彼はフロンターレでレギュラーFWとなり、代表にも定着し、様々な経験をしたのだろうと思います。上の日記を見ると、テセ選手がとても高い、大きな、壮大な場所にすでに飛び出して行っているように感じます。ワールドカップでの活躍を、心から応援したいと思います。

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