« 弁護士会多摩支部特別事業(要するに弁護士の寸劇)のご案内 | トップページ | 刑事裁判への「被害者参加」制度などを、このまま導入して本当によいのだろうか? »

2007年3月 8日 (木)

枝川に学校が残った

今日はこのニュースです。

(以下東京新聞2007年3月8日より一部引用)
都と朝鮮学校側が和解 1億7000万円で土地譲渡
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007030801000336.html
 東京都江東区の東京朝鮮第二初級学校が都有地を無契約のまま使っているとして、都が学校を運営する学校法人東京朝鮮学園に対し、土地の明け渡しや賃料相当額として約4億円の支払いを求めた訴訟は8日、東京地裁(阿部潤裁判長)で和解が成立した。
 都と学校側によると、和解条項は学校側が和解金として約1億7000万円を支払い、都は学校として使用することを条件に土地を譲渡する。
(以下略)

枝川の朝鮮学校をめぐってどのような問題が起きていたのかは、以下のHPなどをご参照ください。

「枝川裁判」支援連絡会HP→
http://kinohana.la.coocan.jp/edagawatop.htm

朝鮮学校も、そこに通う子どもにとっては、またそこに通わせている親にとっては、「学校」そのものなのです。いわゆる「(学校教育法)1条校」、すなわち「普通の」小学校、中学校、高校などと、その点では、なんら変わらないのです。そこには先生がいて、生徒がいて、学び舎があって、思い出があるのです。そこは、大事な場所なのです。
そのようなことを感じる心があればそもそも今回のような裁判は起きなかったとは思いますが、とにかく、この学校、このような場が無事残ったことを、心からうれしく思います。

|

« 弁護士会多摩支部特別事業(要するに弁護士の寸劇)のご案内 | トップページ | 刑事裁判への「被害者参加」制度などを、このまま導入して本当によいのだろうか? »