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2006年9月12日 (火)

3誌特集「外国人労働者」

 キオスクにふらっと寄ったところ、ここ1週間の経済誌などで、以下のように立て続けに特集が組まれていました。

 「日経ビジネス」(日経BP社)2006年9月11日号

・・・「こんな国では働けない~外国人労働者『使い捨て』の果て」

 「ニューズウィーク日本版」(阪急コミュニケーションズ)2006年9月13日号

・・・「移民国家ニッポン~出稼ぎではなく『永住』へ・外国人が日本を変える」

 「週刊東洋経済」(東洋経済新報社)2006年9月16日号

・・・「日本版ワーキングプア 働いても貧しい人たち~若年労働と外国人が支えるニッポンの最前線」

 いずれも「外国人労働者」に頼っている日本経済の影の部分を特集したものです。

 以下は、このうち日経ビジネスの特集の冒頭言です。

「 正社員と非正社員、ヒルズ族とニート。格差に怯えるニッポン。

だが、我々の社会はもっと大きな格差を既に内包している。

外国人労働者--。

「きつい、汚い、危険」の3K職場や深夜のコンビニエンスストアは、

もはや彼ら抜きでは成り立たない。少子高齢化が始まったのに、

まだこの国は彼らを本気で迎え入れる覚悟を決めていない。

「お金さえ払えばいくらでも来てくれる」と思ったら大間違い。

「こんな国では働けない」

彼らはニッポンに失望し、見切りをつけようとしている。

まずは彼らの肉声に耳を傾けてほしい。 」

 私たちは、六本木ヒルズを見ながら自分がその対極にいることは意識しても(・・さながら、映画「天国と地獄」のワンシーンのようですね)、自分が格差の「堀江さん側」にいることを意識することは、どれほどあるでしょうか。

 今私たちが乗っている車も、昼に食べるコンビニ弁当も、どれもその安さの裏側は、搾取され、そのあげくは犯罪者集団呼ばわりされることすらある外国人労働者が担っています。その実態を知るために、上記3誌のうち1誌だけでもお読みいただければと思います(まだ駅の売店には置いてあるので、買いに行けば間にあうと思います)。

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