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2006年8月18日 (金)

大塚晶則投手~「Yosshaa!」

私は中学生以来もう18年ほど、雑誌「週刊ベースボール」(ベースボールマガジン社)を毎週毎週買い続けています(ちなみに毎週水曜日発売)。

大人になった今でも相変わらずそうなのですが(しかもそれを捨てられず、家にたまっているので、妻には怒られている。そのうち床が抜けるかも。)、この1~2年ほど、週刊ベースボールで私がとても楽しみにしている連載(隔週ですが)があります。

「大塚晶則の『in the middle of my dream』」

野球・メジャーリーグのテキサス・レンジャース投手大塚晶則(おおつかあきのり)さんが書いている連載コラムです。

レンジャースに限らず野球のメジャーリーグのチームは、選手の国籍がアメリカだけでなく多国籍にわたるのですが、大塚選手の連載を読んでいると、「野球」という共通の夢を追いかけて世界各地からアメリカの地に集った人たちの、国籍・人種などを簡単にふっとばした「裸の」付き合いの様子が、飾らない言葉で、ビビッドにつづられています。

今日はこいつがこんなことをしてきた、この前は誰々が自分のためにその国の料理を作ってくれた、食べてみたらそれがうまかった、昨日は誰々と食事に行った、とか。

読んでいて、素直に、いいなあ、と思います。

私は日ごろ法律家として「外国人差別問題」に関わっていますが、そのような場ではどうしても問題が生身の人間を離れ、机の上の議論・難しい議論に向かいがちなように思います。自戒を込めて言いますが、大塚選手のような素朴な付き合いが、「異文化交流」そしてお互いの存在をありのまま認め合うことにとっては、きっと一番大事で、本質的なものなんですよね。

野球雑誌なのですが、大事なことを教わったような気がします。

なお、大塚投手のブログ
「テキサス・レンジャース大塚晶則 Yosshaa!BLOG」(ヨッシャー!ブログ)
http://www.aspara.co.jp/aki-otsuka/
も、この機会に紹介しておきます。上記連載と重なるネタも多く、とくに野球ファンにとってはとても楽しめますし、またメジャーリーグの舞台裏を感じることもできる、たまらないブログです。

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